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実名制導入 チケット購入更に困難に

2012年01月11日

【新唐人日本2012年1月12日付ニュース】中国では今年より鉄道チケットの購入に実名制が導入され、インターネットや電話による購入が薦められていますが、ネットの混雑や電話がつながらないなど、トラブルが絶えません。数百回試してもチケットが買えなかった民衆は、不満をぶつけます。

あるネットユーザーは鉄道省宛の手紙に、ネットで600回試してもだめだったと不満をぶつけました。

更には、鉄道省を罵るユーザーもいます。800回電話購入を試みたものの、買えなかったそうです。

北京駅で食堂を経営する李さんは、湖南の実家に帰るチケットの購入のため、電話を60回鳴らしてもだめだったそうです。

北京 李さん
「ネット購入は難しすぎます。システムがダウンして購入できません。ネットが混雑して接続できません。ログインしてもサイトに入れません。電話もつながらず つながったとしても、切符はありません。本当に難しいです。一般席もありません 60回電話しました」

このことは、鉄道省のサービスセンターも認めました。我々は、24時間体制にもかかわらず電話がつながらないことに対し、電話取材を実施しましたが、電話に出た職員は、職責範囲を超えているので、答えられないと言いました。

中国鉄道省サービスセンター
「今年は実名制を実施しているため、ネットと電話での購入を推進していますが、目下 利用者が多いため、ネットが込み合っています 電話もです」

チケットのネット購入に、学歴の低い農民工は途方にくれます。

重慶の農民工、黄さんが鉄道省に宛てた手紙によると、4回も駅に赴き、列に並んだものの、駅の職員からはネットや電話購入を求められたそうです。

黄さんはこう嘆きます。“毎年、帰省のチケットを買うため列に並ぶことは、農民工にとっては拷問だ。以前は徹夜で並んだら、買える希望が少しはあったが、今はなにもない。”

新唐人テレビがお伝えしました。




 

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